この試合はとにかくピッチコンディションが雨によるものや前日使用の為によるのか、ボールは水溜りに取られる事が多々あり蹴っぽれサッカーにならざるを得ませんでした。東京はヒョンスが不在で吉本が真ん中を務めてくれました。
前半から東京のラインが引いてしまう。前線からの守備がハマりません。北川に合わせる清水のやり方とか云々ではなく、前線の3人がプレスをかけてくれないからです。奪ってからも回すのか蹴るのかハッキリしないので(相変わらず)すぐに清水のターンに。
ただ、走ってボールに対して競り合う。前線からプレスがかかるからDFラインを上げる。基本的な事です。プレスに行って簡単に蹴らせない、最後まで足を出す。そこはここ何年かで積み上げてきたり、日本人の良い所。
だからこそ今日の様な嘉人は要らない。判定に対し勝っている訳でないのにボールを叩きつける。中盤やDFに文句言う前にプレスかけてコース限定してよと代弁したい。アシストなら東の方が多いし、ってかゼロじゃないか。オフェンス面のみではなく前も後ろもチーム全体として機能すべきだ。
森重が帰ってきても相変わらずな態度ならば来季はいらない。少なくとも東京のサッカーには諦めないとか部活だとか揶揄される。ひたむきだとか。ユースっ子達育成から一貫している。浅利がいなくなってもヨネとか出てくる。平川だって巧いけれど本当に諦めない。
プロとしてじゃなく青赤に染まれないならば多摩川をもう一度渡った方が良い。
永井が決定機を外しても清水の4連発を拓生中心に皆で守りきった。結果も出ていないけれど、東京のアイデンティティには深いものがあるのではと思う。戦術面とか色々言ったらキリがないが、現状でやりたい事じゃなくて出来る事を出し切ってほしい。