この試合、賛否ある結果になってしまったのはHTから交代した松木の退場についてではないが…。
まず退場についてはマルコスジュニオールの顔の位置、そしてあのタイミングで手を振る場合は現行ルールではあの様な事象になるという例が出来てしまった。
しかし、レアンンドロやアルトゥールがやった様な故意では無いのに退場は厳しい。
逆に東京のサポーターや選手は知っているから抗議やブーイングが出る。
あえてレフェリーサイドに立つなら、マルコスの身長を加味して手を低めに振れば良かったか。まだお腹に当たったのであればイエローで済んだかもしれない。
試合においては立ち上がり40秒足らずで相手のクロスから失点。ゲームプランはここで崩れる。
試合前のキックオフ直前。東京の選手達が相手よりも長く円陣を組み話していたにも関わらず早々にビハインドするなんて。何かトリッキーな事を考えていたのか。集中力が足りないと感じた。
そこからアルベルは「コントロールした」と言っていたが、カウンター・ショートカウンターを繰り出す形で得点を生む。ディエゴの2点共とても見事なシュートであるが個人技やこれまで何年も行ってきた形。
ただ、その2ゴール共に前節のPKよりも綺麗な形で、味スタを盛り上げる。
アルベルが行いたいポジショナルが上手く実るにはまだまだ難しいか。前からの守備はかけれるが、相手の守備を崩せる効果的なパスワークはまだまだ成長過程。
HTに小泉慶に代えて松木を。小泉だと前線での精度に欠けるからか。松木に前線のプレーを期待するも、69分に一発退場。試合を停滞化させ、完全に数的不利の状況を作ってしまう。
その後は押し込まれていき、マーカーもいなくった東京は遂に失点し敗北。
ここ数試合の中でも塚川の交代。ここがまだ引っ掛かる。彼の適正ポジションはWGやCFではない。中盤で能力を発揮するはずなのに、どの様なプランなのか分からない。
前線からプレッシングやシュートを打っていけたこの試合。ペロッチ・アダイウトンの交代起用、タイミングにおいて後手後手のプラン。
守る為かボールキープの為の交代か、いきなり攻めろと交代されても簡単に崩せるチームは無い。
監督の一貫性をもう少し出すゲーム運びを見せて欲しい。