ティキタカでの圧倒的支配率と、華麗な攻撃のスペイン対堅守のイタリア。
もうW杯決勝の様な緊張感。とにかく支配されるも一発裏抜けを狙うのみの攻撃で守るアズーリ。華麗なパス回しとドリブルでチャンスシーンを作るスペイン。中々カテナチオをこじ開けれない。
観ていても両チーム共に一瞬のスキを見せたらやられてしまうプレスとショートカウンター。ラインはスペインが高いのでイタリアはとにかく徹底して裏を狙うのみで前半はシュートすら皆無でも良しなのか。
スペインはメンバーを変更してイタリアのフィジカルにある程度対抗できる面子か。ブスケツが狙われていたので、コケがサポートして動き回る。オルモはこの試合で最も驚きでした。
試合は後半に動く。60分やはり裏を狙ってきたアズーリ。ドルマンマからのカウンターからインモービレ、そのこぼれをキエーザが見事なシュートで先制!これで後は時計の針を進めて守るだけでした。
今大会最後まで目が離せないです。本当に。モラタを失点直後に投入するも、パワープレーと言わなくともセンタリングを上げる展開に。弾くのはアズーリ得意だろうと。モラタじゃやっぱりと、思っていました。
しかし80分にモラタが突進し、ワンツーで抜け出して追いつく!閂が開く時は意外な形でした。今大会のスペインでのモラタは再評価されるでしょう。
試合は延長へ。互いにカードの切り方も攻めと守りがハッキリしていた展開。それでも現代サッカーではどんな選手でもチームコンセプトは全う出来延長でも五分の闘いで何とPK戦。
これは酷だと思いましたが、ルール上致し方なし。ドルマンマのセーブがありアズーリの勝利。止められたモラタは悔しすぎる。最後のジョルジーニョはとても落ち着いて蹴り込み仕事をこなしました。
決勝の相手はイングランドか、デンマークか。楽しみです。南米も熱いんだろうけど、観戦してたらぶっ倒れそうなので…。