東京は久保を欠くという不安があるも、その代わりに出場した大森が攻守にバランスを上手く取りました。前半は守備面を、後半は右サイドの室屋の上がりを促進する動きやディエゴへのアシストすら結果としてしました。久保が移籍してしまった後の予行演習にもなる様な、収穫の多い一戦でした。
とにかく広島も東京も守備からのカウンターを、リスクマネジメントを意識した戦い。シュート数もこの試合両チーム合わせて10本に届かずでした。お互いに守備を重視して、ミスった方が負ける。
フットボールとしては面白みが無いかもしれなけれど、いつどのタイミングでミスやアクシデントが起きるか。そこが一つのポイントでした。
東京の得点シーンはジャエルへのボールをヘディングで落とした後、相手DFが処理を誤る。そこから大森→ディエゴと渡り、ディエゴのシュートでした。
カップ戦の決勝の様な両チームの戦い。ここから東京は防戦に回るも集中しました。何故かパトリックは出てこず。最後の渡のシュートがバーを叩いたのが東京にとって、プレゼントとなりました。
ここでまだ首位とは言え、8試合しか終わってません。リーグ戦含め今シーズンはまだまだ長い。チームのテンションがこのまま持続しながらも、今がマックスでは無くこれよりもっと良くなって行こうとして欲しい。選手達は当然思ってるでしょうが、多くの選択肢がある中でまた選手達のレベルもドンドン上がって行けばいいと思います。