相手は今シーズンに入ってからまだ勝利が無いチーム。監督も代わりイニエスタがいるから勝利が欲しい。
東京はその様な下位チームに取りこぼしてしまう等がこれまで多いケースがあるだけに、今日の様に同じく気持ちが前面に出ていた勝利は非常に良かった。
ただ、前半の15分~20分位までは神戸に支配され東京両サイドバックがミスを犯し失点になってしまう。これはどのカテゴリであっても簡単に抜かれる、ゴール前でのミスというシーンを作れば起きてしまう事例。
ただ、右サイドバックの渡辺凌磨は本来オフェンスで輝く選手。起用法が悪いのではなくこれから経験をして色々と成長出来る選手。森重のミドルに至るまでの起点として、はたまた東京の1点目の永井へのスルーパスとして渡辺凌磨は存在感を示していた。
結果的にも、両サイドバックのプレーによってもたらされた東京の得点。インナーラップした長友のヒールからディエゴのゴール。まだまだ成長途中であるこのチームであり、安倍柊斗の活躍に誰もが目を細めるのに対し、アダイウトンの突破を今日の得点を機に観たいとも思う。ディエゴのゴールも量産をして欲しい。
可能性が成功体験によって膨らんでいくのが今シーズンの東京。観ていて得点がキレイに決まり、守備もしっかりしてくれると本当に楽しいフットボールだと思えてくる。途中交代してきた紺野のプレーや青木のアンカー具合。山下の惜しかったシーン。
ここからまだまだ伸び代しかないチームを観ている状況が良いと思うし、監督やスタッフ・選手たちは決して満足していない。あくまでまだこれからが口癖の様に聞こえる。
相手の事どうこうより、自分達のクオリティの追求をしている今シーズン。結果が今日出てきたが、90分を通してやり通す事が出来るまではまだまだ長い道のり。