ディエゴをスタメンから外し、遠藤・仲川・荒木と並べ、高をスタメン起用。特にこの高が見事にフルタイムでバランスを取りパスを繋ぐ事が出来て中盤での安心を作ってくれた。
長友のインナーラップでボランチの位置に上がるのも即興であろうか。ここまで未勝利の東京は監督の起用、セットプレーと少しは手心を加えこの試合に挑んでいたのは分かった。
ただ長友の判断やウェリントンへのマーカーを森重に受け渡す事に徹底していたのは彼らの経験値からなのか。高と小泉のバランス感覚から長友もインナーラップしていたのか。東京は厚みのある攻撃をサイドから仕掛ける事に成功。
カシーフからのアレクサンダー・アーノルドの様な低空弾道クロスからの長友の得点は、上記の事象から生まれたのであり、14年ぶりで代表に帰り咲いたサイドバックの祝砲となる。
その後も変わらずのペースで進みインテンシティでもタイトに東京も負けずにゲームを進めて行くと、ロングボールから裏抜けした遠藤→荒木が連続ゴール!
後半に相手がいじってくるも、守備に関してはそれなりに堅さを見せる。今日のベテラン陣には気迫を感じるものがあり、毎試合長友・森重にはこれ位を求めても良いと思ってしまうのは私だけであろうか。
というのも、守備だけでなく東京の3点目。長友からカシーフが見事に詰める形であるが両サイドが見事に浮ついた相手を崩してズドンと決める姿にはかなりの爽快を感じえた。
その後1失点するのが東京らしいが、ココを直せばタイトルが~と言えるチームに徐々に近づく。ただ、まずは一勝する事、そして自分達のサッカーやストロングが見せれたのが、この試合最大の収穫。
監督含め、今後の起用方法が悩ましいが繋ぐ方向が前へ進む選手を起用していく事が大事か。カウンターにしても相性の良さを活かしていくのか。一旦代表で離れる選手がいるのが仕方ないが、東京の今シーズンがやっと始まった。そんな試合となった。