サイド一辺倒でアイデアもなく(第34節 川崎戦)
2022 / 11 / 06 / 日曜日 / 17:35 | Category footballFC東京は最終節ホームで川崎との多摩川クラシコを2-3と負けて終える。
今年はW杯イヤーの為に本当に早いリーグも終わり。最終節が多摩川クラシコと言うのも因果な物だが勝利で終えたかった。そんな内容であり、試合であった。
ベンチメンバーに林が入るという粋な計らい。来季においての課題もだが、この試合では東京が似た様なフットボールを標榜しているのに、東京は最終節ホームで川崎に劣っているのが結果に表れたか。オウンゴールで負けたというのは言い訳に過ぎない。
東京はディエゴの所がルイスになるもCFとしては役不足。ストライカータイプか、まだ彼の良さを活かす形を持ち合わせていなかった。
前半早くにリードを許す展開も、相手GKが退場。東京は支配率を始め基本的に相手陣地で攻め込むもひたすらクロスを上げては跳ね返される光景が続く展開に終始。特に前半はただサイドに展開してはクロスを上げるだけで守り易かったであろう。もう少し追い越すプレーや真ん中を使って繋ぐ形やアイデアを見せて欲しかった。
アダイウトンが2発叩き込んだのは、そのクロスからの攻撃でも強引にこじ開けたポジティブな材料。ただ、その直後に失点をしてしまうお粗末な展開。
森重も体が重いのか軽率なプレーで失点に絡む。1失点目も全消しとまで言わなくとももっと身体を投げ出さないのか。終盤前線へ上がっていたが、そこでも有益に絡めていなかった。
タイトルや何の争いにも無いと、モチベーションや集中力が異なるのかと思わせてしまう終戦となった。とにかく最後の攻撃で一点せめて取ってくれたら・・・とも思えるが、相手は色々な経験を積んで優勝を何回もしてきた百戦錬磨。一方東京は今シーズンまだ成長、成長と言っている過程。
今季のポジショナルプレーや新しいフットボールへの取り組みは観ていて面白い。ただ一朝一夕では中々難しく、メンバーも変化するにも関わらず順位も少しは期待感があった。
直ぐにW杯もあるが、今季の振り返りや補強においても注目していきたい。
